・お金の不安を解消するには?
・僕がお金持ちになってわかったこと
・バカなお金の使い方と賢いお金の使い方とは?
・資産をつくる確実な方法
・YouTube時代のお金の稼ぎ方
などについて、2ちゃんねる創設者のひろゆき(西村博之)氏が、
あなたのために語ってくれている本です。
お金の話 ひろゆき(西村博之)著/興陽館
- 第1章 お金の不安が解消されるには?
- 第2章 僕たちはお金とどうつきあえばいいのか
- 第3章 バカなお金の使い方、頭がいいお金の使い方
- 第4章 これからのお金はこう稼ごう
- ひろゆき(西村博之)氏について
- 感想とレビュー
第1章 お金の不安が解消されるには?
世の中は誰にでもできる仕事をしている人80%に対して、その人にしかできない仕事をしている人が20%で成り立っています。
大雑把にいうと、その優秀な204%の人達が年収1,000円で、そうじゃない普通の人が年収100万円という時代がやって来つつあります。
しかも、さらにその時給100円という仕事を、高齢者と若者が奪い合うことになります。
「僕はベーシック・インカムを採用するのがいいと思います。」
とひろゆき氏は語っています。
ベーシック・インカムによって、雇用流動性が上がり、それによって日本全体の生産性も上がります。
生きていくための生活が国によって守られることで、企業はためらいなく首が切れるし、労働者はひどい会社だとすぐ辞められます。
ブラック企業もなくなります。
「安かろう悪かろう」の物は、買った人も売った人も幸せになれません。
お金を払う相手先をきちんと選んで、本当に価値があるものにお金を払うようにしないと、逆に世の中を悪くしてしまいます。
「安かろう悪かろう」のものに払ってしまうと、それが成り立つ経済に加担してしまうことになります。
※ベーシック・インカムとは:政府が全国民に対して、最低所得保障をするという政策のこと。
第2章 僕たちはお金とどうつきあえばいいのか
僕は子供の頃から、「お金がないので買わない」を当然のようにしていました。
「2ちゃんねる」を開設して、広告費などたくさんのお金が入ってきましたが、生活はほとんど変わらずに、今もお金をほとんど使っていないそうです。
お金があって良かったことは、行動範囲や選択肢が広がったことでした。
自分がお金持ちになって確認できたことは、前々から想像していた通りで、
「お金を持っても、大して人生変わらない」ということだったとか。
世の中で値段がついているものはお金で買えますが、値段のついていないものは買えません。
幸せは、お金では買えません。
ひろゆき氏の周りのほとんどの人は、お金が増えると多く使ってしまうので資産をつくれず逆に苦労する人もいるとか。
つまり、
資産を作るには、お金を使わないで貯めることが1番大切です。
特に、金融資産が少ない人は、運用に頭と時間を使うよりも、使わないほうが楽です。
とのこと。
第3章 バカなお金の使い方、頭がいいお金の使い方
まず、ひろゆき氏がいうバカなお金の使い方です。
・消費者金融でお金を借りる人
・クレジットカードのリボ払い(分割払い)で払う人
※借金というのは時間が経てば経つほど、返さなければいけないお金が増え続けて損をするものです。
・ソシャゲ(オンライン上のソーシャル・ゲーム)のガチャをする人
※娯楽の範囲の金額で使うのはいいが、将来お金に困るかもしれない人が、ソシャゲに10万円使うって「大丈夫?」って思います。
・休日にお金を使いたがる人
つぎに、頭がいいお金の使い方です。
🌸若い時のお金は、年をとってからのお金よりも、はるかに価値があるというのを基本としています。
・「福利」でお金が増えるので、年利1%だと、20歳の時の10万円が、40年後の60歳の時、14万8,800円になります。
年利2%だと、10万円が22万円になります。
他の国の通貨にすれば、ユーロ4%で、10万円で48万円、5倍です。
20歳の時2,000万円あったら、そのままで60歳の時1億円になります。
と、ひろゆき氏は教えてくれています。親切ですね。
また、リスクが少ない安定した積み立ての投資信託なんかも、おススメです。
これは銀行に預けるよりもずっと利息がつきます。若干のリスクはありますが、よく学習すれば安定したものがわかってくるはずです。
私も、若い時に、こういったことを学ぶ機会があったらと思うと残念です。
自分の能力に投資するのもいいです。
資格を取って、資格が必要な仕事について年収を上げたり、専門学校に通って技術を身につけるなど、
お金を使うことで自分を成長させるのは、頭がいい使い方です。
お金を使わないでも楽しめる趣味が1つでもある人と、1つも無い人とでは、ぜんぜん違います。
お金を使わないで楽しく暮らせる能力がある人は、無敵です。
第4章 これからのお金はこう稼ごう
1人1人がより多く稼げるようになると、経済が上向いていきます。
そのためには、教育が大切です。
その人のスキルが上がれば、生産性は上がり、収益も上がっていきます。
教育は別に大学や高校だけの話ではなく、プログラマーになりますとか、和菓子を作りますとか、
そういう普通の人とは違った能力を身につけることです。
投資に使うお金は、自分の教育やスキルアップに使うのが1番いいです。
20代だったら、やっぱりプログラマーになるのが1番おいしいです。
プログラマーはかなり稼げるし、プログラム言語は世界共通言語なので外国でも生きていけます。
日本にいるとわからないと思いますが、日本人は基本的に優秀なんです。
日本にいるかぎり、そういう優秀な人と戦わなければなりません。
ところが他の国だと、優秀でもないのに高い給与が払われていたりするので、競争が楽です。
上手くいくには、質を上げるか、マーケットを狙うかです。
自分の質を上げるより、マーケットに合わせたほうがうまくいく可能性が高いです。
トップになる必要はなく、まずマーケットを見つけて、そのマーケットに合わせたコンテンツを作ったほうがいいです。
他の人が知りたいと思っているけど知らないもので、自分が興味があるものは何か?
自分は何が得意か?
というところで、勉強するものを決めます。
日本は世界の中で、圧倒的にコンテンツを作る能力が優れています。
これからは日本国内だけのマーケットではなく、海外を相手にして、世界中の人が使いたくなるような突出したものを作っていかないと・・・。
ひろゆき(西村博之)氏について
1,976年神奈川県生まれ。東京都に移り、中央大学へと進学。
在学中にアメリカのアーカンソー州に留学。
1999年にインターネットの匿名掲示板「2ちゃんねんる」を開設し、管理人になる。
東京プラス株式会社代表取締役、有限会社未来検索ブラジル取締役など、多くの企業に携わり、企画立案やサービス運営、プログラマーとしても活躍する。
2005年に株式会社ニワンゴ取締役管理人に就任。
2006年、「ニコニコ動画」を開始し、大反響を呼ぶ。2015年に英国圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人になる。
感想とレビュー
とても頭がいい人ですね。
今思うに、こういうお金の知識をもっと早く、若いうちに知りたかったということで、それはかえすがえすも残念なことの1つです。
若い人はこの長い歳月が持つ特権を、是非有効に活用して資産形成のお役に立てるといいのかなと思いました。
若くはない人は、それでも、それなりに色々役に立ちます。
もう1つの、使わないで貯めるという方法があります。
たとえば年収が300万円の人が、200万円で生活すれば、100万円貯まるわけです。
運用で100万円を増やすというのはかなりハードルが高いですが、使わないというのであれば、何とかなりそうです。
もっと収入がある人は、もっと貯まりそうです。それには、欲望をおさえて、
・ストレスをお金で解消しようとしないとか、
・お金がかからない趣味や楽しみを持つとか、
・お金を使わないで楽しく暮らすとか、
誰でも思いつく方法が、色いろあるわけです。
また稼ぎ方についても、スキルとマーケットなど参考になることが盛沢山でした。
まだまだ詳しく本に書いてありますので、もっとよく知りたい方は本を読まれることをお勧めいたします。
ただベーシックインカムは、今の日本では難しいかもしれません。
ひろゆき氏は、こう言っています。
幸せとお金は、なるべく切り離した方がいい。
これは名言ですね。
そして、あとがきを読んだら・・・
あとがきだけは自分で書いている・・・と書いてありました。
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